最近Twitterを巡回していると気になるワードが目につきました。
そのワードは「チェスト関ヶ原」
昨年の末ごろから目につき始めたイメージです。
(個人的に「チェスト」というワードを聞いたときに思い浮かんだのは戦国BASARAの島津義弘でした。)
皆さん「本当にチェスト関ヶ原だわー」とかツイートしているのでこれはどんな意味なのだろうか?と気になったため調べました。
また折角なのでどこから「チェスト関ヶ原」というワードが出現したのかを調べました。
「チェスト関ヶ原」の語源
どうやらTwitterで用いられている「チェスト関ヶ原」元ネタは「衛府の七忍」という漫画から。
「衛府の七忍」を詳しく説明すると…
作品名:衛府の七忍
作者:山口貴由
掲載誌:チャンピオンRED
出版社:秋田書店
連載開始:2015年5月ー(未完)
(因みに作者の山口貴由さんの他の代表作は「シグルイ」・「エクゾスカル 零」などがあります)
「衛府の七忍」の作品中に「チェスト関ヶ原」というワードが出ています
(本来は一人の男性が「殿、やってよろしいですか!」と尋ね、それに対し「チェスト関ヶ原」と返答しています。過激画像なので自粛…)
「チェスト関ヶ原」を調べていると他にも目についたワードが…
それは
「誤チェスト」
「チェスト種子島」
です。
こちらも「衛府の七忍」がTwitterでの「チェスト関ヶ原」の元ネタの様子です。
また重要なことなのですが、「チェスト関ヶ原」というワード自体は山口貴由先生の造語ではなく、元からある言葉です。
元の「チェスト関ヶ原」は反幕府の合言葉や「あの屈辱を忘れるな」というような雰囲気のようです。
(本の名前にもなっている模様…)
Twitterで使われている「チェスト関ヶ原」は山口貴由先生が用いている「チェスト関ヶ原」という雰囲気ですね。
「チェスト関ヶ原」の意味は?
山口貴由先生の作中では「”チェスト関ヶ原”とは島津家の隠語でというぶち倒せの意である!」
とあります。(文字の小さくなっている部分は過激表現のため少々文言を変えています)
山口貴由先生の「チェスト関ヶ原」はえらく殺伐とした単語だ…と感じたので、違う方面からも意味を調べてみました。
①鹿児島の方便「チェスト(チェスト—)」…意味:掛け声
また、この掛け声は「薩摩藩の古流剣術.影之流の掛け声」だそうです。
②関ケ原:1600年に行われた「関ヶ原の戦い」
島津家も関ケ原の戦いには敗戦軍である西軍に参戦。
この際に島津は敵陣突破を行う「島津の退き口」を行っています。
またこの際には数名が一つの場所に留まり鉄砲などを用い、己が持てる力で敵の足止めをし、主力を逃す「捨てがまり」も行っています。
ここから「関ヶ原(への思い)=敗北の悔しさ・敗北自体を忘れるな」と解釈しました。
なので、上記でも記述しましたが昔から用いられる意味は反幕府の合言葉や「あの屈辱を忘れるな」というような雰囲気では、ととらえています。
このことから
山口貴由先生の「衛府の七忍」としての「チェスト関ヶ原」との意味とは別に
何年も前からある意味としては反幕府の合言葉や「あの屈辱を忘れるな」というような雰囲気
という意味でしょう。
「誤チェスト」の意味
作品中では「誤った(間違えた)チェスト」…関係のない人を間違えて倒してしまった、です。
個人的にも間違った掛け声=するべきことを誤った、でいいと思います。
どちらの意味にしても迷惑極まりないですね!
おまけ:「チェスト関ヶ原」はTシャツにもなっている!?
調べているときに何とも言えない面白いものを発見しました。
それがこちらです!
そう、「チェスト関ヶ原Tシャツ」です。
因みにアマゾンさんで販売しております。
この商品をチェックした人はこんな商品を買っています 、には「衛府の七忍」が入っており、
「衛府の七忍」を読んでこのTシャツに興味を持った方も多いでしょうね^^
以上、「チェスト関ヶ原」・「誤チェスト」の意味や語源でした^^
なかなか迫力のあるパワーワードなので是非皆様一度使ってみてはいかがでしょうか^^
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