カチッサー効果を使ってデートのお誘い！恋愛や日常でも使える心理学

皆様のは、人にお願い事をするのが苦手…そんなことありませんか？

何かしてほしくてお願いしても何となくいい返事がもらえない、なんて…。

 

そんな時は心理現象の「カチッサー効果」を使って相手に要求を承諾してもらうといいですよ。

ということで今回の記事では「カチッサー効果」の説明や具体例、注意点についてご紹介します。

カチッサー効果とは？

 

カチッサー効果とは「人が外部からのある働きかけによって、深く意識することをせず無意識に反応してしまう心理現象」のことです。

カチッサー効果は心理学者のエレン・ランガーが行った「コピー機の実験」によって証明されました。

カチッサー効果の実験内容

 

コピー機の順番待ちの最中に先頭の人物に以下の３通りの言い方でコピーを先に行わせてもらうように頼みます。

具体的にはこんな感じ。

①「すみません、5枚なのですが、先にコピーをとらせてもらえませんか？」

②「すみません、5枚なのですが、急いでいるので先にコピーをとらせてもらえませんか？」

③「すみません、5枚なのですが、コピーをとらなければいけないので先にコピーをとらせてもらえませんか？」

出典元：カチッサー効果ーWikipedia

 

すると自分の要求だけ伝えた①の場合だと承認率は６０％、②の場合は９４％、③の場合９３％という結果になったそうです。

つまり、人に物事をお願いする場合は要求だけを伝えるのではなく、なんらかの理由付けをすれば相手に要求をOKしてもらいやすいということですね。

 

しかもその理由付けがきちんとした理由でなく、それらしい理由でも承認率が上がるわけです。

要求だけを伝えるのではなくとりあえず+αの理由付けをすると良いなんて楽ですよね。

カチッサー効果の具体例

 

人にお願いする際には何らかの理由付けをすればいいと伝えました。

コピーじゃなくてもっと恋愛に活用できそうなものが聞きたい…！そんな方も多いはず。

そこでこちらでは気になる異性をデートに誘う場合の具体例を紹介しますね。

①映画に誘う

 

まずはデートの定番（？）な映画に気になる相手を誘う方法をお話しします。

映画に誘いたい場合はこんな感じに誘うといいですよ。

 

 

映画を一緒に見に行く（要求）+公開日である・映画の続編がでたから（理由付け）といった具合ですね。

②食事に誘う

 

さて、今度は比較的気軽に誘いやすいお食事デートについてです。

そうですね…例えばこんな感じです。

 

 

これは一緒にご飯に行く（要求）+お腹が空いたから・店のクーポンを持っているから（理由付け）ですね。

カチッサー効果の注意点

 

さて、カチッサー効果の説明や具体例を紹介をしましたが実は注意すべき点があります。

カチッサー効果を上手く使うためにも１度目を通しておいてくださいね。

大きすぎる要求は受け入れられない

 

実はカチッサー効果を使ってもあまりにも大きい要求だと受け入れてもらえる確率がぐんと下がってしまいます。

始めに紹介したコピー機の実験の場合、枚数が５枚から２０枚に変わっただけで承認率がおおよそ半数以下になってしまった結果があります。

 

やはり、いかに理由があるといえど相手にも譲れない部分がある、というわけですね。

カチッサー効果を過信しすぎて無茶ぶりなお願いをして相手の心が離れていってしまわぬように気を付けましょうね。

まとめ

 

以上で「カチッサー効果」の説明や具体例、注意点についてご紹介しました。

このカチッサー効果は恋愛でも日常でも活用できる心理現象です。

上手く使って楽しい日々を過ごしてくださいね＾＾