本日2018年5月21日に登山家「栗城史多」さんがエベレストのキャンプにて亡くなったことが発表されました。
栗城さんは2012年にエベレスト西稜にて両手・両足・鼻が重度の凍傷になり、手の指9本の大部分を失いながらもエベレストに挑み続けた登山家でした。
今回のエベレストの挑戦は8回目だったそうです。
今までたくさんの山に挑戦した栗城さんの記録を見るととても素晴らしい物でした。
亡くなってしまったのが本当に残念で仕方ありません。
今回の記事では栗城史多のプロフィールや今までに挑戦した山についてご紹介します。
今までの栗城さんの活躍を確認してみましょう
栗城史多のプロフィール
出典元:http://www.kurikiyama.jp/profile
名前:栗城史多(くりき のぶかず)
生年月日:1982年6月9日(享年36歳)
出身地:北海道
身長:162センチ
身長が162センチと小柄で平均男性以下の肺活量と筋肉量でありながらも6大陸の最高峰を登り、8000m峰4座を無酸素・単独登頂を行うなど登山家としての実力はお墨付きである。
世界最高峰エベレスト(8848m)に2009年から挑み続けていた。
栗城史多が挑戦した山
折角なので栗城さんが今までに挑戦した山を高さ順に並べてみました。
- カルステンツ ピラミッド4884m単独登頂成功
- ビンソンマシフ4892m単独登頂成功
- エルブルース5642m単独登頂成功(ヨーロッパ最高峰)
- キリマンジャロ5895m単独登頂成功(アフリカ最高峰)
- マッキンリー6194m単独登頂成功(北米最高峰)
- アコンカグア6959m単独登頂成功(ポーランド氷河ルート・南米最高峰 )
- シシャパンマ南西壁8027m(最高7600m地点まで)
- ブロードピーク8047単独・無酸素登頂成功
- アンナプルナ8091m(7700m地点まで)
- マナスル8163m単独・無酸素登頂成功
- ダウラギリ8167m単独・無酸素登頂成功
- チョ・オユー8201m単独・無酸素登頂成功
- エベレスト北側8848m(最高8150m地点まで)
一番低い場所でさえ日本最高峰の富士山(3776m)を優に越していますね。
この挑戦記録を見ていると7600mを超えたあたりできつくなるのかな?といった具合ですね。
エベレストには計8回挑戦しているが登頂に成功したことはありません。
エベレストの登頂が成功することのないまま亡くなってしまったのがとても残念ですね。
単独登頂・無酸素登頂とは
挑戦した山の一覧に単独登頂や無酸素登頂という単語がありますが何のことかわからないかもしれませんので軽く説明しておきます。
単独登頂とは
①登山の行程においてあらかじめ設営されているキャンプや固定ロープなどを使わず上る
②他者からの協力を一切受けない
等が一般的な登山家が使用する「単独登頂」の条件となります。
栗城さんは単独登頂という言葉を用いていますが栗城さんが使う単独登頂の意味は「ベースキャンプから自らの荷物を全て背負い登頂すること」のみとなっています。
場合によっては単独登頂という言葉を用いながらも固定ロープを使用して登頂した山もあります。
無酸素登頂とは
「酸素ボンベ」を使用しないで登ること、です。
酸素が極端に薄くなる山の中で酸素ボンベを使わない事はかなり苦しいそうです。
栗城さんの場合はきちんと1つ下のキャンプに酸素ボンベを用意して待機してもらっていたそうです。
安全のためにきちんと準備できているのはとても良いことですね。
まとめ
以上で栗城史多のプロフィールや今までに挑戦した山についてご紹介しました。
挑戦し続けた登山家が亡くなってしまったことが本当に残念でなりませんね。
我々も挑戦し続けた栗城さんの様に出来ない事はない、と前向きに行動していきたいものですね。
栗城さんのご冥福をお祈りします
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