2017年4月3日放映「ハートネットTV▽ブレイクスルー 料理をしない料理人!?火を使わない簡単レシピ」に「下田昇兵」さんが出演されます。
下田さんは難病である脊髄小脳変性症を患っており、火を用いた調理を医師から中止されております。
そんな下田さんの作る料理はすべて電子レンジと炊飯器で作成できるレシピなのです。
そこで今回は下田さんの料理レシピについてご紹介します。
また、下田さんの患う難病「脊髄小脳変性症」についても調べてみたので興味があれば確認してみてくださいね。
下田昇平さん
下田昇兵の火を使わないレシピ 下田さんは難病「脊髄小脳変性症」で料理をすることが難しかった母を助けるために、わずか6歳のころから台所に立ち、料理をしていたそうです。 また、高校時代は居酒屋でアルバイトし、料理人を目指していました。 しかし、下田さんは高2の時に脊髄小脳変性症と診断され、医師から料理をやめるよう言われたそうです。 そんな下田さんにとっての心の支えが料理でした。 そこで下田さんはすべて電子レンジや炊飯器で料理を作るようになりました。 因みに下田さんはレンジと炊飯器で作る超かんたん料理UD(ユニバーサルデザイン)レシピ本」を執筆・出版しております。 クックパッドでも「かっぺキッチン」という名前レシピを載せていらっしゃいますよ。 もし興味があれば確認してみてくださいね。 では、今回は火を使わない麻婆豆腐のレシピをご紹介します。 『麻婆豆腐 』 <材料(二人分)> ひき肉 200g 豆腐 1丁(さいの目にカット) 長ネギ 2分の1本(みじん切り) にんにく 大さじ1 ☆みそ 大さじ1 ☆テンメンジャン 小さじ2 ☆豆板醤 小さじ2分の1 ☆水 200ml ☆鶏ガラスープの素 小さじ2 ごま油 適量 ラー油 適量 片栗粉 大さじ1 <調理方法>*電子レンジは600w設定 ①☆は先に混ぜ合わせておく。 豆腐にお湯(分量外)をいれ、電子レンジで5分加熱。 水の場合は10分加熱。 ②にんにくを耐熱容器にいれ電子レンジで30秒加熱。 上記の耐熱容器に軽くほぐしたひき肉とネギを混ぜ、電子レンジで7分加熱。 ③②に①と豆腐を投入し、電子レンジで4分加熱。 ④片栗粉を混ぜ入れ、電子レンジで2分加熱。加熱後とろみがついたことを確認し、ごま油とラー油をかけて完成。 本当に1度も火を用いず作れてしまうなんてすごいですね。 他にも様々火を使わないレシピを作られていますので興味があればレシピ本の購入やクックパッドの確認をしてみてくださいね。 下田さんの患う難病「脊髄小脳変性症」とは?
下田さんは難病「脊髄小脳変性症」を患っていらっしゃいます。
「脊髄小脳変性症」といえば「1リットルの涙」の作者木藤亜也さんも患っていらっしゃいましたね。
「1リットルの涙」作中では彼女の闘病に対する思いが見て取れ色々なことを考える内容でした。
また、木藤さんは脊髄小脳変性症の進行に伴う衰弱と、それに伴う尿毒症により、25歳で亡くなられてしまいました。
前置きが長くなってしまいましたが、「脊髄小脳変性症」についてご紹介します。
脊髄小脳変性症は1986年の調査によると10万人に5~10人の割合で発症すると推定されています。
また、下田さんは母親からの遺伝であり、遺伝の確率は約40%だそうです。
<症状>
小脳障害(運動に関する調節や制御の障害があらわれる)があらわれます。
そのため、歩行が不安定になり転倒しやすくなります。
他にも、
・言葉に関しても不明瞭な発音になる
・手が震え、細かい作業や文字を書くことが困難になる
・食物を飲み込みにくくなる嚥下障害
等が主な症状として挙げられます。
また、緩徐進行性で急に悪化することなく、緩やかに症状が進行していくようです。
症状の進行が進むと最終的には言葉も話せなくなり、寝たきりになり、最悪の場合は死に至ることもあるそうです。
大脳には異常をきたすことはないので、自分の状況を理解しながら症状が悪化していくそうです。
なので心のケアが大きく重点を置くようです。
また、残念なことに現在の医療技術ではまだ治すすべがありません。
しかし、2011年10月には群馬大の平井宏和教授らの研究グループが脊髄小脳変性症が発症する仕組みの一部をマウス実験で解明したと発表しています。
今後も研究が進めば治療方法がきっと見つかると信じたいです。
難病「脊髄小脳変性症」と闘いながらも様々な火を使わないレシピを作成されている下田昇平さん。
今後もその病に負けない強い意志をもって活動されていくことでしょう。
下田さんの火を使わないレシピを用いて色々なご飯を作るのも楽しいと思います。
折角ですし、下田さんのレシピを全部網羅してみるのも楽しそうですね^^
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