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寄せ絵の画家アルチンボルドとは?だまし絵作品を紹介!

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2017年7月16日に放映される「日曜美術館「肖像画に秘められた思い~宮廷の画家 アルチンボルド~」」にて画家「アルチンボルド」が紹介されます。

アルチンボルドは野菜や花、動物などを用いて人間の上半身を描く「寄せ絵」が有名です。

ユーモア性にあふれており、つい見入ってしまう、そんな作品ばかりです。

さて、そこで今回は、画家アルチンボルドの簡単な説明と様々な作品をご紹介します。

 

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画家「アルチンボルド」とは

画像:アルチンボルド自画像(出典元:Wikipedia)

ジュゼッペ・アルチンボルド(1527年-1593年)はイタリア出身のマニエリスムを代表する画家である。

果物・野菜・動植物などを寄せ集めた肖像画で有名。

ウィーンにて フェルディナント1世の宮廷画家となることもあるほどの実力の持ち主だったそう。

また、画家としての活動だけでなく、宮廷の衣装・装飾のデザインを手がけたこともある。

他にも祝典の企画、水力技師としての活動、楽器の発明を行うなど、様々な才能があった。

 

画家だけでなく多方面に優れているアルチンボルド。

彼の作品を見ても思うのですが、彼の頭の中身は凡人とはかけ離れたものだったのではないでしょうか?

 

画家アルチンボルドの寄せ絵作品紹介

今回はアルチンボルドの「春」「夏」「秋」「冬」の四季に関する作品をご紹介します

アルチンボルド 「春」

画像:春(出典元:国立西洋美術館)

「春」という作品名からなのか、沢山の生い茂る草花たちで描かれています。

1枚1枚の花が色鮮やかでとてもきれいですね。

この作品にはなんと80種類もの草花が描かれているそうです。

作品全体で見て人間として見る、花1枚1枚の造形を見る、どちらで見ても楽しめる作品ですね。

アルチンボルド 「夏」

画像:「夏」(出典元:国立西洋美術館)

「夏」は先ほどの草花から野菜や穀物に関するものに変化していますね。

どれも色鮮やかで美味しそうに見えてきます…。

凄く個人的な意見なんですが、この作品の笑顔が海斗にはなぜか恐ろしく感じてしまうのです。

ピエロのような、滑稽のような…なぜなのでしょうか…。

アルチンボルド 「秋」

画像:「秋」(出典元:国立西洋美術館)

「春」「夏」に比べて少し物悲しくなった雰囲気ですね。

色合いも少し暗くなっています、

食物の色も少しくすみ、今までの作品の表情よりも寂しいものを感じる気がします。

ひげ部分などの表し方が地手もユニークな作品ですね。

アルチンボルド 「冬」

画像:「冬」(出典元:国立西洋美術館)

ついに枯れ木になってしまいました。

描かれている人物も老人のような、あまり生気の感じられない人物になっていますね。

しかし、目を閉じ、何か穏やかな表情にもみえ、落ち着く作品ですね。

のど元から生えている唯一の果物が春に繋がる命の芽吹きに見えるのは海斗だけでしょうか。

 

四季を追っていく毎に色合いが暗く、物悲しくなっていきましたね。

海斗は個人的に華やかな「春」と物静かな「冬」が好きなのですが皆様はどうなのでしょうか…?

 

現在、国立西洋美術館にてアルチンボルド展が行われておりますので、興味のある方は足を運んでみると良いと思います。

もし、展覧会にはいけないけれども作品を楽しんでみたい、という方がいらっしゃるのでしたらこちらがおすすめですよ。

こちらの画集では作品解説はもちろん、絵に込められた“メッセージ”を共に考え、楽しむことが出来ます。
また、作品だけでなくアルチンボルド自身についても解説されていますよ。

これを読めば皆様もアルチンボルドの世界に引き込まれていくことでしょう。

 

まとめ

 

以上で画家アルチンボルドの簡単な説明と様々な作品についてご紹介しました。

様々な寄せ絵を描き続けたアルチンボルド。

彼の作品は見れば見るほど感動するものばかりですよね。

もし機会があれば実際に現物を見に行きたいものです^^

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