さて、今回は日常で使える心理学
「ハード・トゥー・ゲット・テクニック」
についてお伝えします。
「ハード・トゥー・ゲット・テクニック」とは
皆様は深夜のテレビ放送で
「今このチャンネルを見ているあなただけに!」
「ここだけの話ですが…」
なんて言葉を聞いたことはありませんか?
なぜこのような言い回しをするのか、それは理由があります。
人間は心の底に特別な存在であるとされたい願望があります。
そのため、人間は「あなただけは特別」という扱いに承認欲求(誰かに認めてもらいたいという気持ち)の充足を感じ喜びを感じます。
また、この特別扱いによって相手と自分の間に特別な関係があると感じます。
その結果特別な存在である相手に対する好意を抱くのです。
この相手を特別扱いすることによって相手の承認欲求を刺激し、相手からの好意を得る方法が
「ハード・トゥー・ゲット・テクニック」です。
今回はこの「ハード・トゥー・ゲット・テクニック」の恋愛や日常で使う方法をお伝えします。
「ハード・トゥー・ゲット・テクニック」実践例
①お願い編
シチュエーション:AがBにシフトの交代をお願いする
A「Bさん、お願い事があるんけど…」
B「どうしたの?」
A「来週のシフト交代してくれないかな?」
B「えーなんで?」
A「どうしても外せない用事があるんだお願い…。こんなこと、Bさんにしかお願いできないんだ」
(Bさんにしか、と伝え相手の承認欲求に訴えかけている)
B「えー…私だけに—…?他にもいるんじゃないの?でも、まぁ変わってあげるよ」
(承認欲求が満たされ相手を好意的に感じ、お願いを了承する)
A「ありがとう!またお礼するね!」
(お願い成功)
②恋愛編
シチュエーション:女性Aが男性Bに好意を抱いている
二人は友人関係である
A「最近ずっと忙しいんだよねぇ…」
B「そうなんだね、お疲れさま」
A「忙しいんだけど○日に何とか休みがとれそうなんだ。B君、一緒にご飯とか行かない?」
(忙しいけど何とか取れる休みをあなたに使います、と訴えかけ相手の承認欲求に訴えかけている)
B「せっかくの休みなのにいいの?」
A「うん、折角だからね」
B「じゃあ一緒に○日にご飯行こう、楽しみにしているよ」
(承認欲求が満たされ、相手に好意を感じ、食事の約束を了承する)
A「私も楽しみにしてるね」
(食事の約束を取り付けることができた)
上記のように「ハード・トゥー・ゲット・テクニック」を用いて相手と良い関係を築きます。
「ハード・トゥー・ゲット・テクニック」上級編
今までは相手の価値を上げ、承認欲求が満たされるように話を進め、相手からの好意を得るものでした。
今度は自己価値を高める方法をお伝えしましょう。
何か誘われた際に軽く一度断り、再度会話した際に誘いに了承するのです。
因みにこの時の断り方と了承の仕方に注目です!
断る際には
「その日は先約があるんだ…でも確認してみるから待って」
などと間をあけます。
そして了承する際には
「予定確認したんだけど何とかなりそう。あなたといる方が楽しいし、用事を済ませ次第遊びに行くね」
などと「あなたの方が…」などをいれ、特別感を出します。
すると相手はあなたは中々了承しない、価値のある人間(ありていに言えば高嶺の花のような感じです)だとも感じるし、
自分は特別なのだと承認欲求を満たされることができるのです。
「ハード・トゥー・ゲット・テクニック」の注意点
毎回「あなただから特別」なんて伝え続けると特別性が薄れてますし、調子のいい人間だと感じてしまいます。
また、自己価値を上げる際にも断り方を失敗すれば感じの悪い人間だととらえられるでしょう。
断りを多用すれば付き合いの悪い人間だとも思われます。
下手すれば一回目の断りの際に、ならいいや、となってしまい機会を逃す可能性もあります。
このように「ハード・トゥー・ゲット・テクニック」は使い方によっては悪印象にしかつながらない諸刃の剣です。
使用する際には十分注意してください。
皆様も
「ハード・トゥー・ゲット・テクニック」で
日常生活も恋愛も成功させていきましょうね^^
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