2017年4月1日放送のNHKスペシャル「足元の小宇宙II 絵本作家と見つける“雑草”生命のドラマ」にて86歳の絵本作家「甲斐信枝」さんが出演されます。
(再放送:2017年4月5日予定)
86歳で現役絵本作家とはすごいですね。
その年齢だからこそ見える景色があるのでしょう。
そこで今回は甲斐信枝さんの素敵な絵本たちをご紹介したいと思います。
また、甲斐信枝さんのプロフィールも調べてみたので興味があれば確認してみてくださいね。
甲斐信枝さんの絵本紹介 甲斐さんは植物が題材の多くを占めています。 また野に住む生き物も描かれており「自然」を強く感じられる作品が多いです。 甲斐さんだからこそ描くことができる、生き生きとして、瑞々しい植物や素敵な動物が見ることができます。 以下で数冊の絵本の題名と絵本の内容を軽く説明します。 ・「たんぽぽ」 道端に生えているたんぽぽがつぼみから花、そして綿毛となって空へ舞い上がり、新たな土地に到着・成長する。 そんなたんぽぽの一生を甲斐信枝さんならではの精緻なタッチで描いた絵本です。 これを読んだ後は道端に生えているたんぽぽを応援したくなる、そんなお話です。 ・「つくし」 春を迎え、頭を出し始めるつくしたちの1年の暮らしが描かれています。 これを読めば、何気なく生えているつくしへ興味を持つことでしょう。 ・「ふきのとう」 春の訪れを教えてくれるふきの花とふきのとう。 フキノトウがつぼみを開かせた後の物語と土の下で必死に活動する茎の物語が描かれています。 普段目には見えない部分が描かれており、植物の成長を実感できる、そんな物語です。 ・「たけ もうそうだけの おやこ」 たけに進化するたけのこ。 そのたけのこの強い生命力に焦点を置いて描かれた絵本です。 100年に1度と言われる珍しい竹の花までも描き出しており、ある意味幻想的な雰囲気を感じさせてくれる一冊です。 ・「ざっそう」 ざっそう、それは勝手気ままに生える草たち、そう思っていませんか? この絵本では彼ら雑草の力強く、必死に成長していく姿が見られます。 雑草にも様々な個性があり、花とはまた違う素敵なものを持っていることを教えてくれます。 これを見れば雑草、と言えなくなるかもしれませんね。 ・「のげしとおひさま」 あまり名前を知られていないのげし。 様々な場所に行きたいのげし。 そんなのげしが大空に飛ぶまでの素敵なお話しです。 のげしとかえる、2人の優しい心の交わりと共にのげしの素敵さを感じられます。 ここには書ききれませんが他にも「たねがとぶ」「大きなクスノキ」など素敵な絵本が他にも沢山あります。 甲斐信枝さんのプロフィール
1930年生まれ(現在86歳)の広島県出身の日本の絵本作家であり、1985年には「雑草のくらし-あき地の五年間-」第8回絵本にっぽん賞を受賞。
1986年には「雑草のくらし」が第17回講談社出版文化賞を受賞。
2016年にはNHKにてドキュメンタリー「足元の小宇宙 絵本作家と見つける生命のドラマ」にて密着取材が行われた。
そして、2017年2017年4月1日放送のNHKスペシャル「足元の小宇宙II 絵本作家と見つける“雑草”生命のドラマ」出演されます。
甲斐信枝さん
彼女が60年間絵を描き続け書き上げた絵本はなんと30冊以上。
どれも写実的で素敵な物ばかりです、
また甲斐さんが描く絵本は、観察や科学に基づいて作る「科学絵本」と呼ばれているそうです。
甲斐さんは過去のNHK放送にて
「私、人生観変わったの。観察しているうちに。それはもう大変な財産でしたよ」
「ものすごくきれいですわ。私ひとり占めではもったいない」
「いーっぱいおもしろいことある。事件が」
とおっしゃっており、この言葉からの甲斐信枝さんが植物を愛し、それを皆に知ってほしい、そんな気持ちが感じられます。
今後も新たに生まれてくるであろう甲斐さんの素敵な絵本たちが楽しみでなりませんね^^
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