海斗の手控え

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日常心理学:人との距離感…「パーソナルスペース」

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日常心理学:人との距離感…「パーソナルスペース」
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本日は海斗が大学時代に学んでいた心理学についてお伝えしていきたいと思います^^

皆様には親しくない人が自分との距離を詰めてきて不快な思いをしたことがありませんか?
同じ距離間でも友人だったら全然不快じゃないのになぜでしょうか。
好き嫌いがあるから当たり前、なんて言わないでくださいね。

今回はこの距離感によって感じる不快感の理由をお教えします!

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人の縄張り意識:パーソナルスペース

 

人間には

「自分自身が持つ他人に侵されたくない個人空間」

簡単に言うと

「縄張り意識」

を持っています。
この縄張り内に他者が入ってくると不快感や不安感を感じることがあります。

パーソナルスペースは実際にどんなところで発動してるの?

どのような場面で「パーソナルスペース」を感じることができるのか、

具値的な事例を二点紹介しましょう。

 

一点目
寿司詰め状態のエレベーターに一人で乗る際に皆様はどこを見ていますか?
大半の人は階数表示盤を見ているはずです。
これは自分のパーソナルスペースに他者が入ってきたストレスを少しでも軽減するために他方に意識を向けているのです。
二点目
ガラガラの電車ならばどこに座りますか?
大半の方は一番端の席に座ると思います。
近いから、というものあるかもしれませんが無意識に片方のパーソナルスペースに人が入れないようにしているのです。
また、この際にガラガラなのに自分の隣に座ってきたらあからさまな「パーソナルスペースの侵害」に不快に思うでしょう。
このように実際の生活の中でも「パーソナルスペース」を無意識のうちに持っているのです。

男女によって違う縄張り意識

 

女性は自分を中心としたほぼ円の形
男性は自分を後ろに据えた卵型

の縄張り意識を持っています。

 

 

 

 

 

 

 

また、男女以外にも内向的な性格か外交的な性格か、によっても変わります。

内向的な性格

の方はあまり他者との触れ合いを好みませんので

パーソナルスペース」が大きく

なっています。

外交的な性格

の方は他者との触れ合いを好むので

パーソナルスペース」が狭く

なっています。

「パーソナルスペース」の種類

 

「パーソナルスペース」には
①密接距離
②個体距離
③社会距離
④公衆距離

に分けらます。
またこの中でも近接相・遠方相に分けられます。

密接距離

ごく親しい人間にのみ許される距離です。

恋人や夫婦の距離ですね。
近接相(0~15CM):抱きしめられたり、手をつなげる距離です。
遠方相(15~45CM):肘や手が触れることはないが手で相手に触れられる距離です。
親しい人間がこの距離に入っても不快感は感じませんがあまり親しくない人間やあまり好きではない人間がこの距離に入ってくると明確な不安感や不快感を感じます。

個体距離

相手の表情が読み取れ、説得しやすい距離です。

近接相(45~75CM):手を伸ばせば相手を捕まえられる距離です。
遠方相(75~120CM):互いに手を伸ばせば指先が触れ合う距離です。

社会距離

相手に触れ合うことができないが会話は出来る距離です。

近接相(120~200CM):相手に触れ合うことや、相手の細かな変化に気が付きにくい距離です。
遠方相(200~350CM):相手の全体が見える距離です。
基本的に商談や仕事に関する会話の際に用いられる距離間です。

公衆距離

お互いの会話が成立しにくい距離です。

近接相(350~700CM):お互いがお互いを認識しているわけではなく、個別関係が成立しにくい距離です。
遠方相(700CM~):通常の声量では会話がしにくい距離です。
講演会の際などのお互いの距離感として多いです。

パーソナルスペースを恋愛に活用!

 

2人の距離感によってお互いの好意の関係がわかるはずです。
密接距離に入っても相手が離れる、一瞬体を固くする、などの反応がないならば相手があなたの存在を許していることとなります。
また、まだ距離感がある際にも焦ってはいけません。
いきなりの「パーソナルスペースの侵害」は関係を悪化させてしまうだけです。
また、先ほどお伝えしたように男女間で「パーソナルスペース」の大きさが異なります。
こちらも意識してくださいね。

まだ距離感が開いている異性と仲良くなるには?

 

男女によって「パーソナルスペース」が異なりますが、

共通して前方への「パーソナルスペース」が広い


という特徴があります。
これは「パーソナルスペース」は視覚優位で判断しているためです。
逆に横や後方に関しては少し狭くなっています。
この

「パーソナルスペース」が狭くなる部分を活用

するのです。

テーブルをはさんでの正面からの会話では「パーソナルスペースの侵害」によって不快感などが勝って警戒してしまうのですが、
横に座っての会話などでは「パーソナルスペースの侵害」が行われにくいのでスムーズに会話が行えます。
このまま良い雰囲気になった際に

ボディタッチなどを行うとより距離感を縮める

ことができますね^^

また、

異性との距離感を詰めたいときには左隣に座っての会話が良い

そうです。
これは感情に関することをつかさどる右脳への情報刺激を与えるのが左耳から行われるからです。

最後にお伝えしたいこと

 

こちらで説明したように「パーソナルスペースの侵害」は相手に不安感などを感じさせてしまいます。
皆様、親しくなりたい人に対しての「パーソナルスペース」の意識を大切にしてくださいね。
また、こちらの「パーソナルスペース」を活用することによって日常生活での人づきあいが楽になると思います。

気になっている異性がいるならば「パーソナルスペース」を測って二人の距離感を理解しましょう。
まだ遠くてもあきらめることはありません、地道なアピールが大切です。

恋する皆様、

是非、「パーソナルスペース」の活用でその恋を成功させましょう^^


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